【伝説上の霊獣 雪獅子】チベット 3スラン 銀貨 BE1611(1937) TIBET.CN 3S L&M-658C NGC MS60 スノーライオン 八吉祥 #213

¥59,800 税込

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ご覧いただきありがとうございます。

こちらは、チベット暦 第16ラブジュン第11年、西暦1937年に発行された、
チベット 3スラン銀貨です。
ラサのタプチ造幣所で製造された L&M-658C にあたるタイプで、
米国の第三者鑑定機関 NGC により MS60 の評価を受けた鑑定済みコインとなります。

このコインの大きな魅力は、なんといっても中央に描かれた「雪獅子」です。
スノーライオンとも呼ばれる雪獅子は、チベットを象徴する伝説上の霊獣。
雪山を背に堂々と歩む姿には、独特の力強さと神秘性があります。

さらに本品には、白傘、法螺貝、双魚、吉祥結び、宝瓶、勝幢、法輪、蓮華という、
チベット仏教の「八吉祥」が表裏に分けて配されています。
単に動物を描いただけの銀貨ではなく、
チベットの信仰や美意識、吉祥への願いが小さな円の中に凝縮された1枚です。

このコイン、最初に見たときはやはり雪獅子に目を奪われます。
王の肖像でも、女神像でも、紋章でもない。
カイラス山を背にした霊獣と、その周囲を埋めるチベット文字。
西洋コインとはまったく違う文化の空気が、ひと目で伝わってくるのがたまりません。

個人的には、図柄が整いすぎていないところにも惹かれます。
雪獅子の表情、山々の線、周囲を巡る文字や吉祥文様には、
1930年代のチベット銀貨らしい素朴さと力強さがあります。
眺めていると、単なる古い銀貨というより、
小さな護符や曼荼羅を手元に置いているような感覚になる1枚です。

しかも本品は、90年近く前の流通用銀貨でありながら、
NGC により摩耗のない Mint State 区分の MS60 と評価されています。
歴史性、図柄の個性、宗教美術としての面白さ、鑑定済みという安心感がそろった、
チベットコインらしい魅力をしっかり味わえる個体だと思います。

■ デザインの魅力

表面中央には、左向きに歩む雪獅子が描かれています。
その背後には、チベット仏教の聖地として知られるカイラス山と、
二つの太陽が表現されています。

雪獅子はチベットを象徴する霊獣として知られ、
その堂々とした姿からは、勇気、力強さ、精神的な勝利を思わせる雰囲気が伝わってきます。
獅子の毛並みや尾、脚の動きまで細かく表現されており、
素朴な彫刻の中に確かな躍動感があります。

雪獅子の周囲にはチベット文字が巡らされ、
「ガンデン宮殿、あらゆる方角に勝利す」という趣旨の銘文が記されています。
さらに、白傘、法螺貝、双魚、吉祥結びという、
八吉祥を構成する4つの文様が配されています。

もう一方の面では、中央に植物を納めた宝瓶が描かれています。
宝瓶は「宝の壺」とも呼ばれる八吉祥のひとつで、
尽きることのない豊かさや繁栄、長寿などを象徴する吉祥文様です。

その周囲には、勝幢、法輪、蓮華が配され、
雪獅子側に描かれた4つの文様と合わせて、八吉祥すべてが表現されています。
表と裏を見比べることで、ひとつの吉祥世界が完成するような構成になっているのも、
この3スラン銀貨ならではの面白さです。

また、周囲を埋めるチベット文字や粒状の縁取りも印象的です。
ラテン文字中心の西洋コインとは異なる造形で、
文字そのものが装飾文様のように見える点にも独特の美しさがあります。

■ 八吉祥を宿した銀貨

本品に描かれた八吉祥は、チベット仏教で広く用いられる8つの吉祥文様です。

・白傘
・法螺貝
・双魚
・吉祥結び
・宝瓶
・勝幢
・法輪
・蓮華

それぞれが吉祥、繁栄、長寿、教えの広がり、智慧、勝利などを象徴し、
チベットの宗教美術や工芸品にも繰り返し登場します。

この8つの文様がコインの表裏に分けて収められているため、
本品は額面を持つ銀貨でありながら、
チベット文化を伝える小さな宗教美術品のような魅力も備えています。

雪獅子だけでも十分に印象的ですが、
図柄の意味を知ると、周囲の小さな文様までじっくり眺めたくなります。
知れば知るほど見どころが増えていく、コイン好きには楽しいタイプの1枚です。

■ ストーリー

スランは、20世紀前半のチベットで用いられていた通貨単位です。
本品の3スラン銀貨は、チベット独自の文字、暦、宗教文様、象徴動物を取り入れた、
非常に地域色の強いコインとして知られています。

本品はチベット暦の「第16ラブジュン第11年」にあたり、
西暦では1937年に相当します。
コイン上の年号は一般的なアラビア数字ではなく、
チベット文字によって記されている点も大きな特徴です。

製造されたのは、ラサに置かれていたタプチ造幣所です。
1930年代のチベットで機械打ちによって製造された銀貨であり、
伝統的なチベット図像と近代的なコイン製造技術が同居している点にも面白さがあります。

カタログ番号は L&M-658C。
チベットおよび中国近代銀貨の収集で広く用いられる分類番号が明確で、
年号やタイプを整理しながらコレクションしたい方にも選びやすい個体です。

そして本品は、NGC により MS60 の評価を受けています。
MSは「Mint State」を意味し、流通による摩耗が認められない未使用状態の区分です。
製造時や保管時に生じた接触痕などは見られるグレードですが、
1937年の流通用銀貨が Mint State として鑑定されている点は、分かりやすい魅力です。

近代西洋銀貨とは異なる図柄を楽しみたい方、
チベット仏教の吉祥文様や雪獅子に惹かれる方、
そして歴史的背景のあるアジア銀貨を鑑定済みの状態で所有したい方にも、
相性のよい1枚だと思います。

■ 特徴

・チベット暦 BE 16-11、西暦1937年発行
・チベット 3スラン銀貨
・ラサのタプチ造幣所製
・中央に雪獅子、背景にカイラス山と二つの太陽
・表裏にチベット仏教の八吉祥を配置
・宝瓶、法輪、蓮華、吉祥結びなどの吉祥文様
・チベット文字による銘文と年号表記
・カタログ番号:L&M-658C
・NGC 鑑定済みスラブ入り
・グレード:MS60
・摩耗のない Mint State 区分
・チベット文化、宗教美術、近代アジア銀貨の魅力をあわせて楽しめる1枚

■ コイン基本情報

・発行地:チベット
・発行年:BE 16-11(西暦1937年)
・額面:3スラン
・素材:銀
・直径:約31mm
・造幣所:タプチ造幣所(ラサ)
・カタログ番号:L&M-658C
・鑑定機関:NGC
・グレード:MS60
・認証番号:8298517-023

雪獅子を描いたチベット銀貨をお探しの方、
八吉祥や宝瓶などの吉祥文様に惹かれる方、
1930年代の歴史あるアジア銀貨をコレクションしたい方、
そして NGC の Mint State 鑑定品を安心して所有したい方にもおすすめです。
ご検討よろしくお願いいたします。

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